問題8 原文
問題8 次の文章を読み、後の問い(問1〜5)に答えよ。
日本語教育における ICT(情報通信技術)の普及がますます進んでいる。独立行政法人
国際交流基金(JF)は、日本語学習者・教師両方の目的に応じて a ウェブサイトやオンラ
イン教材を提供している。これらのツールを授業設計に組み込むことにより、b 学習者の
学習意欲を維持・向上することにつながる。
異なる観点から、近年は様々な教育現場で c e-Learning と対面での学習を組み合わせ
るタイプの学習形態が多く見受けられる。これは双方のメリットを生かすことにより、学
習効果を上げようとするねらいがある。その一例として、d 反転授業の取り組み事例が多
く報告されている。
以上のようなオンラインによる授業ではオフラインの場合以上に e 著作権に留意する
べきであることを肝に銘じておきたい。
問1 文章中の下線部 a に関して、その名称と趣旨の組み合わせのうち最も適当なものを、
次の1〜4の中から一つ選べ。
名称 趣旨
1 アニメ・マンガの日本語 ドラマ仕立ての場面を通じて、書き言葉の表現
を学べる若い学習者向け学習サイト。
2 日本語でケアナビ 作品中に現れる役割語を含む表現を楽しみなが
ら学習できるサイト。
3 エリンが挑戦! 看護や介護の仕事をする人たちを支援するため
日本語できます。 の日本語学習ツール。
4 NIHONGO e な 日本語学習関連サイトをレベル別・カテゴリ別
に探せる総合検索ツール。
問2 文章中の下線部 b に関連して、ケラー(John M. Keller)が提唱したモデルとして
最も適当なものを、次の1〜4の中から一つ選べ。
1 ADDIE モデル 2 ARCS モデル
3 二重貯蔵モデル 4 文化変容モデル
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問3 文章中の下線部 c の名称として最も適当なものを、次の1〜4の中から一つ選べ。
1 ブレンディッド・ラーニング 2 オートノマス・ラーニング
3 タンデム・ラーニング 4 インディペンデント・ラーニング
問4 文章中の下線部 d「反転授業」の説明として最も適当なものを、次の1〜4の中か
ら一つ選べ。
1 学習者が教師の役割を担い、他のクラスメートに説明することで理解度を高めよう
とする授業形態。
2 最終的な学習目標を最初に設定し、そこから逆算して評価方法、授業内容の順に設
計する学習形態。
3 単純な字形の漢字よりも、認知しやすい程度に複雑な字形の漢字を先に習得させる
学習形態。
4 講義や知識の定着のための練習を自宅等で事前に行い、教室では実践的な活動を行
う授業形態。
問5 文章中の下線部 e「著作権」に関して、非営利の教育機関において直ちに著作権侵
害にならない事例を、次の1〜4の中から一つ選べ。
1 学校のホームページで人気漫画のキャラクターを貼り付けた資料を公開した。
2 市販の参考書の問題部分を、授業プリントとしてクラスの人数分コピーして配布した。
3 新聞記事を拡大コピーしたものに必要に応じてルビを付け、読解教材として利用した。
4 著作物を含む授業動画をクラウドに保存し、視聴用のリンクを学生に共有した。
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解答入力
上の原文にある各問の選択肢を確認し、下で選択肢番号を選んでください。
解答・解説(原資料)
以下は解答解説PDFから該当問題の説明を収録したものです。採点後に確認してください。
問題8
問1 正答:選択肢4
「NIHONGO e な」https://nihongo-e-na.com/eng
(出典:独立行政法人国際交流基金関西国際センター,2026 年5月1日取得)
他の選択肢にあるウェブサイトの概略も併せて把握しておきたい。
問2 正答:選択肢2
「ARCS モデル」は、Attention(注意)、Relevance(関連性)、Confidence(自信)、
Satisfaction(満足感)の4つの段階の頭文字をとったもので、これらを意識することで
学習者の意欲を向上させることができるとされる。
問3 正答:選択肢1
「ブレンディッド・ラーニング」は、いくつかのメディアや活動を組み合わせた形式の
学習方法。
問4 正答:選択肢4
「反転授業」は、知識伝達を授業前に行い、後から授業で練習や話し合いをする手法。
問5 正答:選択肢3
非営利の教育機関では、教育に必要な範囲であれば、拡大やルビ付けは直ちに著作権侵
害にならないと考えられる。
原文はPDFテキスト抽出結果をもとに収録しています。図表・段組み・下線等の視覚的な再現は完全ではない場合があります。