問題18 原文
問1 文化庁文化部国語課が取りまとめた「『生活者としての外国人』に対する日本語教 育の標準的なカリキュラム案について」によれば、「生活者としての外国人」とは具 体的にどのような人を対象に据えているか。最も適当なものを、次の1~4の中から 一つ選べ。
問2 <資料>におけるPさんとVさんが有する在留資格として最も適当なものを、次の 1~4の中から一つ選べ。 Pさん Vさん
問3 <資料>の下線部 a「就労」を目標とし、タスク・シラバスを主とするコースにお いて、各授業で取り上げるのにふさわしくない項目を、次の1~4の中から一つ選べ。
問4 <資料>のVさんのように、日本における介護人材の育成は喫緊の課題であると言 われるが、さまざまな問題点も抱えている。介護人材育成に関わる諸々の問題として 不適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
問5 <資料>の下線部 b「介護の現場でも役立つような日常会話」に関して、介護現場 における会話の難しさの説明として不適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
解答・解説(原資料)
以下は解答解説PDFから該当問題の説明を収録したものです。採点後に確認してください。
問題18(生活者としての外国人、介護人材育成)
地域社会で暮らす「生活者としての外国人」のプロフィールを読み解き、適切なカリキ
ュラム編成や介護現場における日本語支援の課題について理解を問う問題である。
問1 正答:選択肢1
文化庁が取りまとめた「『生活者としての外国人』に対する日本語教育の標準的なカリ
キュラム案について」において、「生活者としての外国人」とは、在留資格の種類や滞在
期間を問わず、日本国内で生活を営む外国人の「生活」の側面を指している。
問2 正答:選択肢2
Pさんは、日系3世(祖父が日本人)として来日している点に注目されたい。Vさんは、
専門学校(介護福祉士養成施設)に通う学生であるため、現時点での在留資格は「留学」
である。
問3 正答:選択肢4
タスク・シラバスは「求人票を読む」「面接を受ける」といった実際の社会生活上の「タ
スク(達成すべき課題)」を中心に構成する。選択肢4のような「敬語動詞の活用形を正
確に言う」といった文法・形態の正確さを目的としたドリルは構造シラバス的なアプロー
チである。
問4 正答:選択肢4
現在の外国人介護人材の受け入れルート(EPA、在留資格「介護」、特定技能、技能実習
など)は、制度ごとに求められる日本語能力(N4〜N2など)や学習支援体制が異なっ
ており、むしろ「複雑でバラつきがあること」が現場の課題となっている。
問5 正答:選択肢3
設問では、「介護現場における会話の難しさの説明」として不適切なものを選ぶように
求められている点に注意する。明確に述べるより、ちょうどよい塩梅で曖昧に言うことの
ほうが難しい。介護現場におけるコミュニケーションでは、利用者の心情に配慮した和ら
げ表現や共感的な姿勢が重視される。曖昧さを排除するために「文末表現などをはっきり
言う(選択肢3)」と、相手にきつい印象や威圧感を与えてしまうおそれがあるため、適
切な会話法とは言えない。
原文はPDFテキスト抽出結果をもとに収録しています。図表・段組み・下線等の視覚的な再現は完全ではない場合があります。